高3選択授業「生物」の授業風景をご紹介します

2017.10.11

Soshin Jogakko

先日、高3の生徒に「金曜日の3·4時間目、授業を見に来て!」と誘われました。この日の授業は「カエルの解剖」が課題とのこと。そこで、選択生物の授業見学に行きました。
すでに講義で説明は受けているようで、授業が始まるとすぐ、グループにカエルが配られました。「大きい~!」とか「気持ち悪い!」とか声をあげていますが、その声もなんだか弾んでいます。まずは体長を測り、解剖のためにピンで固定していきます。そして、まるで手術の執刀医のような真剣な面持ちで、手際よく解剖を始めます。

そして、内臓まで見えるようになると「わ~心臓が動いてる!」「この黒っぽいのなんだろう?」「先生!これってなんですか?」と、活発に授業が進んでいきます。観察が終わると、腹膜を上手に切り離し、臓器ごとに切り離していきます。腸の長さを測ったり、卵巣の大きさに驚いたり、ほかのグループのカエルと比較してみたり。

見学しながら「これはなあに?」と質問すると「それは○○です」と答えてくれたり、授業の資料と見比べて「ん~これは△△かな」「□□じゃない?」「□□はこっちだよ」などと言い合いながら答えを教えてくれたりします。

この授業は、看護師や獣医などを目指す生徒が選択しています。いよいよ大学受験が目の前に迫り、夢のスタートラインに立とうとしている生徒たちの真剣な眼差しと、興味関心を持って自ら授業に参加し、学びを楽しんでいる様子に感動を覚えながら、誘ってもらったことに感謝して生物室を後にしました。

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