図書館から本の紹介 10月30日

2020.11.9

Soshin Jogakko

中庭の花壇の花が、ベコニアからパンジーに植え替えられています。

天気の良い日は、外の空気が心地よく散歩に出かけたくなりますが、朝は布団からでるのが少し億劫になってきました。
窓辺に椅子を持っていって、ゆっくり本を読んでみてはいかがですか。

『みつきの雪』 眞島めいり 講談社
とてもすてきな表紙の絵です。そして、裏表紙も。
雪の中、ダッフルコートにマフラーをぐるぐる巻きにして長靴でたたずんでいる女子と男子の高校生。帯には「終わるんだ、もう。春が来るから。」と意味深なせりふが。

きれいな言葉が読み手を温かく迎えてくれます。近くで、流行りのJ‐POPが静かに流れているような気がします。小学生から高校卒業にむけての時間を一緒に過ごし、お互いのありのままの姿を受け止めるそれぞれの軌跡が書かれています。
青春真っただ中?女子校育ちのみなさんに、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

 

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