【PTA活動】父親の会勉強会
2024.12.17
Soshin Jogakko
待降節前日、11月30日(土)に父親の会主催の秋の勉強会 「横浜 教会·史跡めぐり」が5年ぶりに行われました。
秋の晴れ渡る空を見上げながら、中島学院長や中山学事顧問とともに、捜真ゆかりの地を訪ねて歩きました。
まずは銀杏並木の街並みに目を奪われながら海岸教会に向かいます。
この日は偶然にもベイスターズの優勝パレードと重なり、多くの人々で賑わっていました。
横浜開港資料館の中庭にある大きな玉楠の木を見た後、旧居留地48番館と山下居留地遺跡をゆっくり見学しました。山下居留地遺跡は、KAAT神奈川芸術劇場を建築する際に発掘された遺跡で、関東大震災の際にカンヴァース先生が被災された地でもあります。中島学院長が、その歴史について詳しく説明してくださいました。横浜開港当時の外国人居留地の様子が垣間見えるこの場所では、特に建築業に携わるお父様を中心に、皆さんが熱心に開港当時の居留地について語り合っていました。
「中島学院長と史跡めぐりガイドのはなはなちゃん」
その後、横浜開港後最初のカトリック教会である横浜天主堂や外国人墓地を訪れ、初代校長シャーロット·ブラウン先生のお墓に献花とお祈りを捧げました。そして捜真女学校創立の地である「横浜ユニオン·チャーチ」前で、当時のお話を伺いました。
お父様たちからは「新しい発見があり、人生が豊かになった」「娘と捜真の歴史について語り合える」「学校への愛着がさらに深まった」「娘が見た景色と同じ地に立てた!」など感想をいただき、神様の愛や捜真を築いた先生方の愛を感じるとても充実した史跡めぐりとなりました。
<お父様方へのインタビュー>
今回の史跡めぐりでは、父親の会に参加されているお父様方にインタビューを実施しました。参加のきっかけや活動を通じて感じたこと、そして父親の会に対する思いを伺いました。
① 父親の会に入ろうと思ったきっかけは?
● 入学式で写真撮影を手伝う姿を見て、自分も貢献したいと思いました
● 学校見学の際、焼き鳥を焼いている楽しそうな様子を見て興味を持ちました
● 幼稚園時代にも父親の会があり、中学校でもぜひ参加してみたいと思いました
● 妻にすすめられて、参加することに決めました
② (活動を始めて)お嬢様との会話の中で父親の会の話は出ますか?
● 直接は話題にならないけれど、きっと伝わっていると信じています(願望!)
● 捜真祭で出店した焼き鳥を買いに来てくれたり、活動について質問してくれることもあります
● 学校で会うと声をかけてくれるようになりました
③ (活動を始めて)捜真女学校のイメージは?
● 会の始めに先生から「無償の愛」や「世界の平和」についてのお話を聞く機会があり、その深い教育理念に感銘を受けました
● 「その通り!」と思える学校です
● ナイト説明会は特に印象に残っています
● 温かみがある学校
④ 父親の会を一言で表すなら?
● 仕事を離れた友だち作りの場
● オヤジたちが集う楽しい部活動
●さまざまな考え方や視点が交わり、しがらみのない「万華鏡」のような場
●大人になってからの新しい学びと気づきを得られる場所
● やっぱり愛!(焼き鳥も含めて!)※父親の会が捜真祭で出店する店名は「愛の焼き鳥」
<お父様方の声を通じて感じたこと>
お父様方が語るエピソードには、「子どもが好きで、捜真が好きで、そして仲間も大好き!」という思いがあふれていました。
父親の会は、学校行事のサポートにとどまらず、父親同士がつながり、互いの経験や考えを共有できる貴重な場でもあります。温かく、明るく、そして活気に満ちた父親の会。その姿が、娘たちを支えていく力となっているのだと感じました。
<父親の会について>
父親の会は子どもたちの学校生活や活動支援を目的に活動をしています。「御殿場自然教室清掃」「捜真祭·愛の焼き鳥」「父親の勉強会」「ロウソク再生プロジェクト」「中学部卒業を祝う会」など多岐にわたる活動を通じて、父親同士の交流を深めています。捜真女学校での学校生活を娘とともに歩んでいく会です。入会はいつでも可能です。皆様のご入会をお待ちしています。
(広報委員 高一·高三)