【PTA活動】捜真祭

2023.10.3

Soshin Jogakko

9月22日(金)·23日(土)、第44回捜真祭が開催されました。
一歩先にある明るい未来に向かって、コロナ禍の壁を破っていくような文化祭を目指し掲げた「Breakthrough」というスローガンのもと、実に4年ぶりの通常開催が実現しました。多くのお客様もお招きすることができ、雨交じりの2日間ではありましたが、とても賑やかで活気あふれる捜真祭となりました。

PTAの三つの委員会、父親の会のメンバーも、生徒たちと同じく経験者が少ない中でも知恵を絞り、団結し駆け抜けた2日間となりました。

キリスト教教育研究会委員会(通称キリ研委員会)では、朝焼き上げた15種類のパンと10種類の手作りおにぎりを販売しました。充実した品揃えを前に、悩むお客様が続出!パン屋さんさながらの種類豊富なパンとオープン前には山積みにされていたおにぎりも、あっという間に売り切れました。中庭などへの出張販売も行われ、来場のお客様にとても喜ばれていました。

広報委員会は、捜真の校章の焼き印のついたどら焼きと黒蜜饅頭、捜真オリジナル缶入りクッキーの販売、そして捜真のロゴが入ったグッズを販売しました。どら焼きやお饅頭は、整理券を配布する時間帯も出るほどの人気ぶり!

また、初登場の捜真オリジナルクッキーはコロンバンとのコラボ商品で、クッキーに捜真の校章が入っているだけではなく、なんとクッキー缶の蓋にはスクールモットーの『Trust in God. Be true to your best self.(神を信頼せよ。最善の自己に忠実であれ。)』というカンヴァース先生の直筆の文字がデザインされています。「同級生にプレゼントするわ」と購入された卒業生や、「捜真での思い出の品を缶に入れて残したい」という方もいました。また捜真祭以降はどこで購入できるのかと問い合わせをいただいたりと、一躍人気商品となりました。

バザー委員会では、大きなテーブルにバザー委員や、バザー委員会OG有志で構成されるばあやの会が一針一針思いを込めて作った手芸品やバザー提供品がずらりと並び、オープン前から開店を待つ長い行列ができていました。

行列の中には、今年新登場の「制服リメイクベア」お目当ての方もたくさんいました。捜真女学校では、進級や卒業で使われなくなった制服を中古制服販売にて必要な方に再利用いただいていますが、その規格から惜しくも漏れてしまった制服を利用して作られたクマのぬいぐるみで、全部で26体が抽選販売されました。柄は正制服の紺色と、中高それぞれの準制服スカートのチェックの三種類です。当選した在校生の中3生徒は「中学生最後の年の記念に中学スカート柄のベアを購入できて嬉しい」と話していました。

同窓会では、熟練の同窓生による手作り品のバザーが開催され、同窓生による絵画等の作品のポストカードやみことばカード、クリスマスグッズも並んでいました。また、購入するとウクライナ支援につながる、ウクライナカラーの琥珀糖や手作りのひまわりブローチも人気で、さっそくその場で着けて帰る人も!

同窓会のもう一つの教室では、卒業生や先生方が製作された芸術品や、懐かしの制服の展示がありました。制服のマネキンの前では「各年代で流行った靴下の履き方」で話が盛り上がり、懐かしい思い出話に花が咲いていました。

そして4年ぶりの復活に並々ならぬ意欲を見せていた父親の会の「愛の焼き鳥」も、大いに今年の捜真祭を盛り上げてくれました。中庭いっぱいに漂う炭火焼き鳥の香りには、多くの来場者が魅了されました。最大30分待ちの行列を作った焼き鳥は、柔らかくジューシーで食べ応えのある美味しさです!

生徒の夏休み期間中には、二度にわたり現場で本番さながらのシミュレーションを行い、毎回数百本の焼き鳥の味見を繰り返し、ついに本番を迎えました。一日中白い煙に包まれながら、塩レモンと極みタレの二種類で一万本近い焼き鳥を提供してくださった約100名の父親たちの顔には満足気な達成感がみなぎっていました。

準備の段階から本番の二日間にかけて、生徒たちはもちろんのこと、私たち保護者も数十年ぶりに大きな模造紙を切り貼りし、看板を作ったりして、もう一度青春時代を楽しませていただきました。無事開催できた感謝の気持ちとともに、ぜひ来年はまた新たな保護者の方にもPTA活動にご参加いただきたいと思いました。
コロナ禍による四年間というブランクの中から生まれた新しいアイデアや新商品も登場した今年の捜真祭。まさに、名実ともに「Breakthrough」を果たした素晴らしい文化祭となりました。
(広報委員 中1·2·3)

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