投稿者「soshin」のアーカイブ

高校三年生の選択授業 「生物研究」

高校三年生の生物研究の授業では、生徒に問題を解かせて解説をする演習の授業だけではなく、毎回実験を行い、実学的に学ぶことを大切にしています。
この日はフナの解剖を行いました。まず、生きたフナに麻酔をするところからはじめます。かわいそうな気もしますが、暴れていたフナが静かになり、解剖を始めようとすると、再び暴れ出すこともあり、まさに生命体であることを実感します。
解剖が進むと、腸の長さを測ったり、胆嚢を取り出して胆汁の色を観察したりします。エラの構造を見ることで、効率よく酸素を取り入れるだけでなく、プランクトンを濾し取る働きがあることも考察することができました。

また、内臓の様子を比較し、フナの体がそれぞれ違うことに感心し、心臓を取り出してからも拍動が続く様子には、その生命力のたくましさに感動していました。魚は普段から食べています。しかし、このような解剖の実験では、生徒一人一人がその命の大切さを強く感じ、より真剣に観察して深く学ぼうとします。命に真摯に向き合い、命に対する感謝の思いを言葉にしていました。
これからも“感じる”“考える”授業を大切に行っていきたいと思います。
文責 生物科 佐野

 

中学部入試が変わります

2019年度中学部入試について4点お知らせいたします。

 1.S試験を取りやめます

今春、S試験の第一期生が卒業し、一定の評価が得られましたので、これからは新しい時代にあった新しい入試を模索していきます。

 

2、筆記試験は第1回試験から第5回試験までの5回です

下記の通り、従来と同じく筆記試験を実施します。

出題内容は基本的なものが中心ですが、解いていて歯ごたえのある問題を作成します。

昨年度のA試験、B試験と同程度の問題とお考えください。

日程は

2月1日(金)午前 2科4科選択、面接

2月1日(金)午後 2科、面接

2月2日(土)午前 2科4科選択、面接

2月2日(土)午後 2科、面接

2月4日(月)午後 2科、面接

面接は事前面接(1月26日)と筆記試験当日のどちらかをお選びいただけます。

 

3.新しい形の入試「対話学力試験」を行います

2月4日(月)に行う試験は面接形式で行う学力試験です。

対話によって問題を聴き取り、考え、答える。

言葉の力を育てる捜真のポリシーを表す試験です。詳しい内容は学校説明会などでもお知らせいたします。

 

4.すべての試験でWEB出願を導入します

出願期間や手続き期間などの詳しいことは、決まり次第お知らせいたします。

Welcome to Soshin, Mentone Girls!

6月18日から20日の3日間、オーストラリア·メルボルンの姉妹校、Mentone Girls’ Grammar Schoolから16名の9年生(日本では中学3年生)が捜真にいらっしゃいました。滞在中は英会話の授業に参加したり、捜真での特別授業(華道や茶道、お琴など)に参加したりして、捜真生との交流を深めました。また、捜真生の家庭にホームステイをし、日本での生活を楽しみました。1月からは、学期研修として捜真生2名がメルボルンのMentoneに派遣され、オーストラリアでの学校生活を経験することになっています。

 

ボランティアステューデントの募集が始まりました

学校説明会や合同説明会で活動してくれるボランティアステューデントの募集について、代表の高二の生徒が全校生徒に呼びかけました。今回の募集は5期目です。先輩たちが築いた礎をもとに、新たなメンバーを加え、11月10日の説明会の準備スタートです。

 

ソフトボール部高三引退試合

インターハイ神奈川県予選2回戦に駒を進めた高等学部ソフトボール部は、県立茅ヶ崎高校と対戦しました。茅ヶ崎高校は何度も練習試合をしてきたチームで、お互い手の内を知りつくし、実力も拮抗していて、この大会の中では一番の山場になる試合です。また、今大会は、負けた時点で高三が引退という、チームにとっても大きな意味を持つ大会でもありました。

下級生がこの日のために用意した青いハチマキをしめ、試合に臨みました。得点のチャンスを何度も作り、相手を追い込んだ場面もたくさんありましたが、今回はチャンスをものにする力は相手の方が上でした。結果は2対9で敗戦。同時に高三8名の引退となりました。

高三は初心者の多い学年でしたが、いつも全力で一生懸命でした。中学生の時は、新人戦で県大会出場を果たし、高校生では、熊谷カップ出場というソフト部の歴史に残る大きな結果を残してきました。その高三8名が引退してチームを抜けるということは、大きな痛手ですが、新チームは、高三が残してくれたものをさらに大きく育て、新しい一歩を踏み出してくれることでしょう。

この日、遠くまで応援に駆け付けてくれた高三、ソフト部OGの皆さん、そしてソフト部保護者の皆様、ありがとうございました。

高等学部放送部 NHK杯放送コンテスト全国大会へ!

6月17日(日)神奈川工業高校で行われた第65回NHK杯全国放送コンテスト神奈川県大会に高等学部放送部が出場しました。

結果は、テレビドキュメント部門が1位になり、7月に東京で行われる全国大会に出場することとなりました。タイトルは「母のかたち」。ドキュメント部門ではラジオ時代から数えて15回目の出場です。

また、惜しくも全国出場には至りませんでしたが、高三Nさんが奨励賞を受賞しました。中1の新入部員も加えて今後もみなさんのご協力をいただきながら活動していきます。

顧問 三宅

           

神奈川県私立中学校春季ソフトボール大会優勝

6月10日、17日と2週に渡って行われた私学大会。中学部ソフトボール部は、昨年の春季大会に引き続き優勝しました。

今大会は、全4試合を通して中3のエースピッチャーの好投が光った大会でした。また、新入部員の中1の活躍も目立ちました。

3週間後には中3にとって中学部最後の大会となる横浜市大会が始まります。私学大会で課題となったことを改善し、最高のコンディションで臨めるよう一日一日を大切に準備をしていこうと思います。

1学期のPTA活動

*PTA総会

4月21日(土)PTA総会が開催されました。2017年度決算·活動報告と、2018年度予算·活動予定の審議、新役員の選出が行われて議案すべて承認され、PTA活動がスタートしました。総会に先立ち、中古制服の販売も行われました。

総会のはじめに中島学院長による礼拝があり、その中でPTAコーラス「コーロリディア」による讃美も行われました。

PTA総会後は各学年に分かれ、クラス·学年懇談会が開催されました。

*御殿場自然教室清掃(第2回キリ研)

5月18日(金)、115名のお母様方に参加いただき、第2回キリ研例会、御殿場自然教室清掃が行われました。

当日はお天気に恵まれ、途中休憩の足柄サービスエリアではとても素晴らしい富士山が見えました。

掃除中は楽しい雰囲気でお母様方のよい交流の場となりました。

自然教室の食事は、料理長さんが成長期の生徒にふさわしいバランスのとれた栄養豊かなメニューを考えてくださっています。当日の昼食は生徒たちと同じメニューをとてもおいしくいただきました。初めて参加されたお母様のために昼食後には中島学院長の案内で施設見学。お庭の散策をしたり、清掃以外にも充実した時間を過ごすことができました。

2学期も保護者の皆さま方のご協力をお願いいたします。

 

 

今年も寿町の炊き出しに参加しています

中2の総合学習のテーマは「環境と福祉」。その授業の一環として、毎年、寿町の炊き出しに参加しています。

寿町は、JR石川町駅からすぐのところにあります。古くから「日雇い労働者の街」として、東京の山谷·大阪の釜ヶ崎と並んで有名な街の一つです。

炊き出しのお手伝いは雑炊の材料準備から始まります。慣れない手つきでカットしていきます。最近では、寿町に住む方々の高齢化が進んでいて、野菜も小さく薄くカットするようにしているそうです。

  

雑炊を煮ている間は、室内での学びの時間です。釜ヶ崎での「子ども夜回り」のビデオを見たり、イス取りゲームで「仕事がなくなる」人の立場を疑似体験したり、数少ないイスにみんなで座ることで「分け合う」ことを学んだりします。

路上生活の方々の現状や「働けなくなる」ことへの理解を深めた上で、お昼過ぎからは再び公園に出て、出来上がった雑炊を配食し、後片付けをします。

目を背けるわけにはいかない社会の問題に触れる機会であり、また「知らない」が故の勝手な思い込みやイメージが、「知ること」によって変わり、「知ること」·「自分の目で確かめること」の大切さを学ぶ時でもありました。生徒一人ひとりが「平和を創り出す人」であるように願ってやみません。

高三選択授業「生物研究」

高校三年生の生物研究の授業では、単に問題を解く演習の授業ではなく、毎回実験を行い実学的に学ぶことを大切にしています。今日はイカの解剖を行いました。普段、身近に食べ物として接している生き物も、解剖の材料という見方をするといつもと違う感じがするようです。

イカにボタンがあることや心臓が3つもあることに驚いたり、胃の内容物から何を食べたのか推定したり……。新たな発見に興味が尽きない授業でした。また、実験が終わった後には「おいしい授業」もあり、脳にも胃にもたくさんのものを蓄えることができたようです。

これからも“感じる”“考える”授業を大切に行っていきたいと思います。

生物科 佐野

How do you spend your time?

How do you spend your time?

ネイティブの教員の問いかけに、生徒がそれぞれ自分の意見を答えます。英会話の授業での一場面ではありません。放課後のある教室でのやりとりです。

「生徒の対話力を育てたい」という思いから英語のチャットサークル、“JOURNEY”が5月に誕生しました。毎週木曜日の放課後、「英語でもっと自己表現をしたい」という思いをもった生徒たちが集まり、ネイティブの教員が投げかけたトピックについて英語で意見を交わします。

学期研修でオーストラリアに3か月行き、勉強をしてきた生徒。これから1年間アメリカに留学する生徒など……。今回は、高校1年生から3年生までの10名が参加し、「日頃の時間の過ごし方」について意見を交わしました。時には中学1年生の帰国子女、パラグアイからの交換留学生が参加することもあります。

睡眠時間の大切さを力説するネイティブの教員に対し、睡眠時間を割いてでも勉強やほかのことに時間をあてたいという生徒がいたり、睡眠時間を長く保ったまま、短い時間で集中して勉強する努力をしている生徒がいたり…。様々な意見が飛び交いました。

「対話力を育てたい」、「英語で自己表現したい」という思いをのせた旅、JOURNEYは、まだ始まったばかりです。

自然教室が行われました

御殿場自然教室が行われました。
幕開けは高一。5月21~23日。
続いて中3。5月23~25日。
締めくくりは高三。5月28~30日。いずれも2泊3日でした。
御殿場自然教室は、横浜の校舎から離れ、家庭から離れ、スマートフォン·SNSからも離れ、日常からいったん離れる3日間ですが、友とつながり、聖書の言葉につながり、生きることにつながる、貴重な、意味の深い3日間です。今年も濃密な3日間を過ごしました。

中1 史跡巡り

5月18日(金)中学1年生は、初めての中間試験後の1日を使って、捜真ゆかりの地を訪ねる史跡巡りを行いました。

バス3台に分かれて移動しながら、三ツ沢墓地にある第2代校長クララ·カンバース先生のお墓詣りをし、山手のかつて捜真の校舎があった場所とその2階で捜真が始まったという聖書の印刷所があった場所を訪れ、外国人墓地にある創立者のシャーロット·ブラウン先生や捜真ゆかりの宣教師の先生方のお墓詣りをしました。生徒たちは130年を越える捜真の歴史に触れ、その一端に加わったことを感じられたようです。

お天気に恵まれて、昼食はバラの花が満開の港の見える丘公園でお弁当をいただき、日常から少し離れたところで気持ちの良い一日を過ごすことができました。

中学部 古典芸能鑑賞会

5月29日(火)本校ユキホールを会場に文楽の鑑賞会が行われ、中学部の生徒が鑑賞と体験を楽しみました。

捜真での文楽鑑賞会の歴史は長く、第2次世界大戦後の復興期に捜真の教頭であった中西敬二郎先生のご尽力ではじめられたものです。多くの卒業生が捜真生時代に文楽を楽しんできました。本物を見る目を養う大切な時間でもあります。

今日は「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段(だてむすめこいのひがのこ ひのみやぐらのだん)」を鑑賞した後、代表の生徒が太夫、太棹、人形づかいを体験させていただきました。最後にはその生徒たちも加わった舞台を鑑賞し、心から楽しむことができました。

演じてくださった吉田蓑二郎さんをはじめとする7名の方々、ありがとうございました。

YWCA 神ノ木地区デイケアサービス訪問

5月26日(土)、YWCAの2人の生徒が神ノ木地区デイケアサービスに伺いました。午前中は、メンバーさんたちは入浴の為に入れ代わり立ち代わりでしたが、リビングルームにいる方々とお話して過ごしました。皆さん学校に近い地域にいらっしゃるためか、昔から捜真を知っていらして、「やっぱり気品があるわ」「捜真の生徒は美人で有名よ」と褒めてくださいました。午後はレクリエーションの時間が設定されていて、この日は、お手玉を箱に投げ入れて点を競うゲームを楽しみました。

何か大きなお手伝いが出来るわけではありませんが、生徒の笑顔にメンバーの方々もニコニコしてくださり、時間を共有することの素晴らしさを感じました。

学校説明会にご来校ありがとうございました

5月19日に行われた学校説明会「捜真生になってみよう」には140組を超える方々がおいでくださいました。捜真のあたたかな雰囲気を感じて頂けていれば幸いです。

   

当日アンケートの中で頂いたご質問のいくつかにお答えいたします。

★クラス替えは毎年ありますか。

毎年クラス替えをします。高三になると、いつ誰と同じクラスであったかわからなくなるくらい、学年内の交流が深まります。高二、高三のクラスも進路別ではありません。自分とは違う進路の友達の考えに触れることも大切だと考えているからです。授業は進路に合わせた選択科目を自分で選んで受講しています。

 

★捜真小学校からの進学者は何人くらいですか。

2018年度は捜真小学校からの進学者は30人でしたので、中1各クラスに7~8人ずつ在籍しています。

 

★学校の安全対策はどのようになっていますか。

ご来校の保護者やお客様にはIDカードをつけていただいてから校内にお入りいただきます。また、生徒の登下校時間には昇降口に警備員が立哨し、安全を確認します。保護者の方への緊急連絡は、子ども安全連絡網を利用して、電話、メール、LINEでお知らせしています。

 

★定期試験は年に何回ですか。成績の順位などを掲示発表していますか。

捜真は3学期制です。1学期と2学期は中間試験と期末試験、3学期は期末試験を実施しますので、定期試験は年に5回実施します。定期試験の成績、学期ごとの成績については、生徒本人と保護者の方にお知らせしています。掲示発表は行っておりません。

 

2019年度の入学試験や合否の基準についてのご質問もいただきましたが、こちらは決まり次第、説明会、ホームページなどでお知らせしてまいります。

 

本校を会場とした次回の説明会は9月1日(土)9:00からです。

「在校生に聞いてみよう」というテーマで、少人数のグループで現役捜真生と楽しくお話をしていただく企画です。詳しい内容は、随時お知らせしてまいりますので、ぜひご覧ください。