投稿者「soshin」のアーカイブ

おうちで自由研究フェスタ2021に参加しています

「おうちで自由研究フェスタ2021」に捜真は2つの自由研究で参加します。

ひとつはオンライン体験の「Let’s try “Salt Painting” in English !」もう一つはZOOM体験授業の「SDGsメモスタンドを作ってみよう!」です。

ソルトペインティング体験の動画はすでにご覧になれますので、ぜひどうぞ!

オンライン体験「Let’s try “Salt Paintinhg” in English !」はこちらからご覧いただけます

「SDGsメモスタンド」のZOOM体験は7月28日(水)午後3時からです。SDGs実行会の生徒たちが作り方をお教えします。参加申し込みは7月3日(土)開始です。

ZOOM体験についてはこちらをご覧ください

 

【 高大接続の学び 】大学出張講義が行われました

北里大学の石坂郁代先生·秦若菜先生にお越しいただき出張講義が行われました。
第一部は石坂先生による「言語聴覚士」という職の中身や意義、そこに至るまでの大学での学びについての講義。

第二部は主に秦先生による言語聴覚士のコミュニケーションの実習が行われました。
中3以上の多くの有志生徒が講義に参加しました。
比較的新しい資格で、あまり聞き慣れない職業名だったかもしれませんが、今現在多くの場面で必要とされていることを教えていただき、大きな意義のある時間になったことと思います。
大学出張講義は学びの時であるとともに、大学という場をより身近に感じることのできる貴重な機会です。

知らなかった様々な世界を知り、様々な学びを知り、真生の可能性がますます広がってゆくことを期待しています。

PTA中古制服販売が行われました

7月3日(土)午後、PTA主催の中古制服販売が行われました。

例年は卒業を迎える中3生、高三生に制服献品のお願いをしますが、今回は全学年に呼びかけ、多くの制服献品をいただきました。集まった制服はクラス委員有志と本部役員で仕分け、採寸し、販売に向けての準備をいたしました。

6月10日 ユキホールにて

心配していた雨も午後にはあがり、クラス委員有志と本部役員全員で感染予防対策に留意しながら、購入希望の皆様をお迎えいたしました。

人気のショートコートはすぐに売り切れとなりました

制服を献品してくださった皆様のおかげで開催できましたこと感謝いたします。
またご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
中古制服の売り上げはSG祭バザーの売り上げと合わせ学校の教育活動のためにお使いいただきます。

2学期のPTA活動にも是非ご参加ください。

留学生と浴衣づくり

捜真には毎年海外からの留学生がやってきています。今年度のチェコからの留学生は家庭研究の授業で自分の浴衣を作成。大変上手に作ることができました。着付けも行い、日本文化体験。と同時に様々な刺激や新しい発見を捜真生に与えてくれています。
すてきな写真をどうぞご覧ください。

みんなで取り組もうSDGs 第17弾

こんにちは。
捜真SDGs実行会「みんなで取り組もうSDGs」チームです。
今回は7番「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」と17番「パートナーシップで目標を達成しよう」をテーマに取りあげました。

みんなでSDGsに関心を持って、2030年の目標達成を目指しましょう。

①エネルギーをみんなにそしてクリーンに

私達の生活には、「エネルギー」が欠かせません。しかし、世界には電気を利用できない人が、約8億4000万人います。

私たちが使っている、エネルギーは主に、石油·石炭·天然ガスといった「化石エネルギー」です。しかし、「化石エネルギー」には限りがあり、環境にも悪い点があるので、水力や風力、太陽光発電といった「再生可能エネルギー」の利用率をあげることが、課題となります。

私たちに出来ることは、
①コンセントを抜いたり、電化製品の主電源をこまめにきる。
②公共交通機関を出来るだけ使う。
などがあります。
普段の生活からできることを実践して、SDGsに取り組んでいきましょう!!

② 一緒に…を大切にしよう!

誰かが悩んでいたり困っていたら一緒に悩み考え壁を乗り越えよう
誰かが泣いていたら一緒に泣きまくろう
誰かが喜んでいたら一緒に喜び、笑いあおう

そして、一緒にいてくれる人を受け入れることも大切です!

“Beyond the classroom“ 高一英語 国際交流プロジェクトその2

オーストラリアの姉妹校PLCから11本の動画が届きました。作成者は日本語クラスを履修している生徒たちです。

学校のあるメルボルンやオーストラリアの生活を紹介するこれらの動画を、捜真生たちは釘付けになって見ていました。視聴した後は、グループごとにメッセージカードを書きました。

さあ今度は、同じグループで捜真生が動画作成です。実際に映像にしていくイメージを持ちながら、日本の学校、生活、文化について英語で原稿を書き始めました。

どんなものができるか楽しみです!

英検2次試験 面接練習

朝7時半の学校オープンを待ち構えて、生徒たちが登校してきます。明後日から実施される英語検定2次試験の面接個別指導を受けるためです。英語科の先生に個別に予約を取って、教員室前の学習スペースで面接練習をしたり、表現方法についてのアドバイスを受けたりしていました。

練習の成果が試験当日、十分発揮できますように。

チェコ料理に挑戦! 高三選択授業「家庭科研究2」

家庭科研究2(食物)の授業に、今年はチェコからの留学生カテリーナさんが参加しています。先週の授業では、カテリーナさんが中心となって「チェコ料理」を作りました。
主食はフルーツ入りのお団子「オボツネー·クネドリーキ」主菜はチェコの郷土料理「シュニッツェル」、そしてデザートにチェコのクリスマスでよく食べるという「スパイシーケーキ」を作りました。
生徒たちはチェコの味に満足、そしてカテリーナさんはチェコ料理を懐かしんでいました。

(実習は感染対策を十分にとって行いました)

図書館から本の紹介

『JR上野駅公園口』柳美里 河出書房新社

久々に読み応えのある作品でした。杉山先生から紹介され、読後、森川先生にも思わず紹介してしまいました。
先日、中2の生徒と一緒に寿町の炊き出しに出かけました。60年余り横浜に住んでいますが、寿町を訪れたのは初めてでした。明るく、静寂な場所であったことに少々驚きました。
小さい頃(50年以上前)、寿町は怖いところだと家族から言われていました。実際はいつも通っている横浜駅東口にも寝泊まりをしている傷痍軍人(戦争でけがをして定職につけず、駅の通路で生活していたホームレスの方)や、自宅のすぐ裏にある公園、捜真小学校から神奈川大学へ続く野原にも、ホームレスの人は生活をしていました。真冬は雪の中を裸足で食べ物を探し、地べたに座り目の前に空き缶を置いて物乞いをする人を見かけることも珍しくはありませんでした。いつの間にか、見かけなくなったこの人たちはその後どこへ行ったのでしょか。
この本には、昭和39年の東京オリンピック開催前後の日本の様子と人々の暮らしが描かれています。歴史の教科書やテレビの番組ではなかなか紹介されない当時の日本を、この小さな文庫本の中から読み取って欲しいと思います。

進路:卒業生による大学紹介

卒業生がご自身の在籍しているICU(国際基督教大学)について捜真生に紹介してくれました。
来てくれたのは70回生平澤綺愛さん、73回生逢坂実玲さん、同じく73回生八巻晴乃さんの三名。
英語で行われる授業、ICUのリベラルアーツなど、中学·高校との大きな違いに驚きつつ、自分の将来を考える有意義な時間になりました。「捜真の自由、様々な活動、礼拝など、スポンジのように吸収していけると素晴らしいと思います。」という先輩の言葉にうなずく捜真生たち。
ディアスポラの皆さんの益々の活躍も楽しみにしています。

放送部、NHK高校コンテスト 全国大会へ

6月12日(土)、13日(日)、第68回NHK杯全国高校放送コンテスト神奈川県大会が行われました。テレビドキュメント部門は2位で全国大会へと進出(18回連続)することとなりました。加えて、高二Aさんと高一Mさんが奨励賞を受賞しました。ご協力いただいた方々、応援して下さった皆さま、ほんとうにありがとうございました。(顧問:三宅)

ペットボトルキャップで子どもたちにワクチンを

捜真では、JOC(Jesus Our Companion)に所属している生徒たちが定期的にペットボトルキャップの回収活動を行っています。
全校生徒の協力もあり、先日は45Lゴミ袋19袋分を寄付することができました。
集めたペットボトルキャップは樹脂メーカーに引き取られ、その対価で発展途上国など医療が行き届いていない地域の子ども達にワクチンが届けられます。

·寄付されるワクチン(一人分)で主なもの*( )内はキャップの数
ポリオ(約500個)
MMR【はしか·おたふくかぜ·三日はしか】(約2860個)
DPT【百日咳·ジフテリア·破傷風】(約230個)
結核(約180個)

自分たちにとって不要なものでも活用でき、少しの努力で誰かの役に立てることがあることを知り、世界と自分が決して無関係ではない事を実感できる活動の一つです。

ペットボトルキャップ回収活動について更に詳しくお知りになりたい方は下記ホームページをご覧ください。

Relライフスタイルのサイトはこちらから

 

オンライン学校説明会を実施いたします

615日(火)13:30よりオンライン学校説明会を開催致します。

今年度は感染対策の都合上、学校に直接いらしていただいての説明会の数は限られてしまいますが、オンラインを使って普段の学校の様子を皆様にお伝えできればと思います。

平日の授業の様子をぜひご覧ください。

◇ご案内はこちら

◇お申し込みはこちら

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

水泳部中2 初めての大会出場

5月30日、横浜国際プールで開催されたヨコハマスイムトライアルに出場しました。
午前が中学の部。昨年はほとんどの大会が中止となったため、中2にとっては初めての大会出場となりました。何もかもが初めての経験で、とまどいと緊張の中でのレースでしたが見事に練習の成果を発揮することができました。
午後は高校の部。各自が目標タイムを定めて臨みました。結果、2種目で大会新記録を樹立、という今シーズン幸先の良いスタートをきりました。
大会後のミーティングで部長が、「今年の夏は捜真水泳部にとって、熱い夏にしよう!」と力強く語っていたのが印象的でした。今年も捜真水泳部の活躍をご期待ください!

みんなで取り組もうSDGs 捜真SDGs実行会

こんにちは。
捜真SDGs実行会「みんなで取り組もうSDGs」チームです。
今回は12番「つくる責任つかう責任」と、番外編として「そもそもSDGsって何?」をテーマにとりあげました。

① つくる責任つかう責任

日本の食品ロスは年間で600万トン以上あると言われています。国連食糧農業機関(FAO)によると、世界では年間で13億トンも食品が捨てられているそうです。

私たちに出来るとこは
·食品を買いすぎず使い切るようにする(余ってしまったら工夫する)
·賞味期限と消費期限を理解して買い物をする
などです。

賞味期限→食品劣化の遅い食品に記載されます。期限が過ぎても食べられないということではありません。
消費期限→食品劣化が早い食品に記載され、おおよそ5日以内に消費されるものです。

②そもそもSDGsって??

今やテレビや新聞やSNSなど様々なところで注目され、取り上げられているSDGsですが、そもそもSDGsとは何なのか…。

•SDGsとは…
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の頭文字をとったもの。
国連が掲げている2030年までに達成しなければならない17の目標のこと。

その17の目標の中で身近なもの&具体的な取り組みについて紹介します。

『12 つくる責任 つかう責任』
ex)リサイクルに取り組む

『13 気候変動に具体的な取り組みを』
ex)節電を心がける

『14 海の豊かさを守ろう』
ex)エコバッグを持参する

『15 陸の豊かさを守ろう』
ex)My箸を持参する

みなさんの小さな行動が2030年の未来を変えます!

“shishokukai”サイトをご覧ください

“shishokukai”は、6年一貫教育のメリットを活かし、生徒一人ひとりの可能性を追求し続ける私立中学が集い、「私学の魅力」をお伝えする会です。

東京都への緊急事態宣言、神奈川県へのまん延防止等特別措置が続いているため、会場での開催は中止となりましたが、shishokukaiの専用サイトでは学校紹介の動画をご覧いただけます。

また、オンラインでの説明会は15日(火)午後に行いますので、こちらへのご参加もお待ちしております。

捜真オンライン説明会の申し込みはこちらから

shishokukaiサイトはこちらから

“Beyond the Classroom” 高1英語 国際交流プロジェクトその1

姉妹校PLCからお手紙が届きました!

捜真女学校はオーストラリアの複数の私立女子校と互いに研修の受け入れをするなど長年の交流を続けています。
コロナ禍でもできることをと、その中の1校Presbyterian Ladies’ College(PLC)との交流プロジェクトが始まりました。
まずは、PLCの生徒から手紙が届いたのでそれを読んで返事を書きます。PLCには日本語クラスがあり、送られた手紙の日本語も素晴らしい出来栄えです。
原稿用紙にきちんと書くことも課せられた課題だったのでしょう。今は何でもインターネットを通して済んでしまう時代ですが、こちらもあえて縦書きの便せんに返事を書いて送ろうと思います。

「ありのままの自分とは?」6月3日礼拝メッセージ

ありのままの自分とは?                   中2担任 杉山知子

【聖書】ヨハネによる福音書20章17節~23節

イエスは言われた。「わたしにすがりつくのはよしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから。わたしの兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。『わたしの父であり、あなたがたの父である方、また、わたしの神であり、あなたがたの神である方のところへわたしは上る』と。」
マグダラのマリアは弟子たちのところへ行って、「わたしは主を見ました」と告げ、また、主から言われたことを伝えた。
その日、週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。
イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」
そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」

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昨日から保護者の方々と懇談する保護者面談が始まりました。
毎年とても楽しみにしています。
私のトシだと、正直、中学生の皆さんより保護者の皆さまの方が年齢が近くて話も合うことが多いですからね。

保護者の方々に対して何よりもまず感じるのは感謝です。
赤ちゃんだった皆さんを死なせないように世話してくださって、小学生になったら宿題を手伝ったりしてくださって、捜真を受験させてくださったからこそ、こうして中学生になった皆さんに会うことができたのですから。

今週の初めまでうちに娘と孫が来ていたので、赤ちゃんを死なせないように世話するのがいかに大変か、改めて実感しました。
娘は出産後3日間は輸血やら点滴やらにつながれていておっぱいをあげることができず、退院後も再入院したりと不調が続きました。それで、うちに来たばかりのときはおっぱいの出が悪くて、赤ちゃんはうまく飲めずにギャーギャー泣いてばかりいました。幸い良い母乳相談室に行くことができて飲めるようになってきましたが、今度は鼻くそがつまって苦しくて飲めないから耳鼻科で軟膏をもらわなくちゃとか、うんちが出なくて不機嫌だから浣腸しなくちゃとか、まあ、次々とトラブルが起こるのです。ありがたいことに赤ちゃんは我慢せずにいちいちギャーギャー泣いてくれるので、1つ1つなんとか解決することができ、体重も順調に増えて1ヵ月検診を迎えることができました。なにしろ赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲めなければ死にますからね。皆さんが赤ちゃんのときも、小さなトラブルから大きな病気までいろいろあったに違いありません。皆さんはギャーギャー泣くしかなかったと思いますが、お母さんやお父さんが睡眠時間を削って1つ1つ解決してくださったからこそ、皆さんは今、生きているのです。

ところで、先日ある人と話をしていたら、話の流れの中でその人が「ありのままの自分って···何なんでしょうね···」みたいなことをつぶやきました。
「ありのままの自分」、「ありのままのあなた」というフレーズはよく聞きますよね。「ありのままの自分を受け入れよう」とか、「神さまはありのままのあなたを愛している」とか。
でも、何となく、「ありのままの自分」という固定した「自分」があるようなニュアンスで使われてはいないでしょうか。
そうすると、「今の私はありのままの自分ではないのではないか」、「もっとありのままの自分でいなくてはならないのではないか」などと心配になったりするわけです。

でも、実は、固定した「自分」なんてものはありません。
そもそも細胞が刻一刻と入れ替わっているのですから、生物としても同じ自分なんてありえません。
赤ちゃんは成長が早いので、毎日30グラムくらいずつ体重が増えて、1ヵ月で約 1. 3 倍、3ヶ月で2倍にもなります。
さすがに皆さんはそこまで増えないかもしれませんが、中1中2くらいだとしばらく見ないうちにすごく背が伸びていることがありますよね。

体はもちろん、気持ちも日々変わります。
きのうはこんなこと気にならなかったのに、今日は何だかイライラするとか、逆に、以前だったら辛くなっていたかもしれないけど、最近はスルーできるようになったとか。
そう考えると、今この瞬間の自分だって「ありのままの自分」ですよね。
イライラしている自分も、スルーできている自分も、あるいは人の目を気にしてキャラを作っている瞬間の自分でさえ、それが事実なのですから文字通り「ありのままの自分」と言えます。やる気満々の自分も調子に乗っている自分も、このままではマズイと落ち込んでいる自分も、今はやる気が出ないからしょうがないと開き直っている自分も、その他どの瞬間の自分も。

赤ちゃんは、ギャーギャー泣いてもふぎゃふぎゃ甘えても、ひたむきにおっぱいを飲んでもゲップをしても、何をしてもありのままで受け入れてもらえます。生きているだけでいいのです。
成長した皆さんも、私のような大人も、神さまから見たら同じではないでしょうか。
私たちは基本まじめなので、あれもしたい、これもしなくちゃと、意欲的に生きています。がんばり過ぎて疲れてしまったり、うまくいかないとき自分を責めたり周りを恨んだりしてしまいます。でも、神さまは、「これができたら愛してあげるよ」、「がんばったら認めてあげるよ」なんておっしゃいません。赤ちゃんがひたむきにおっぱいを飲んでゲップして、ぐったりして寝ていたら、無理やり起こすことはしませんよね。神さまだって、 がんばっている私たちをいとおしげに見守り、「疲れたら休ませてあげよう」とおっしゃるのです。

神さまがそのような存在だということは、イエスさまと弟子たちを見るとわかります。
弟子たちは熱心で、ひたむきにイエスさまに従っていたはずでしたが、イエスさまが逮捕されて十字架につけられたときにはみんな逃げてしまいました。一番弟子のペトロなどは、どんなことがあってもついて行きますと意気込んでいたのに、イエスさまのことなんて知らないと3回も否定してしまいました。でも、イエスさまは、ひたむきなペトロも逃げるペトロも、 意気込んでいるペトロも 裏切るペトロも、ありのままのペトロを丸ごと受け入れてくださったのです。

今日の聖書個所では、まず、イエスさまは弟子たちを「兄弟たち」と呼んでいます。逃げてしまった彼らを責めることなく、「わたしの神はあなたがたの神」ときっぱり告げてくださっています。
ところが、マグダラのマリアが「わたしは主を見ました」と弟子たちにイエスさまからの伝言を届けたのに、弟子たちは鍵をかけて家に閉じこもっていました。すると、イエスさまは恐れでいっぱいの弟子たちの真ん中に立って、「平和があるように」と言われました。イエスさまの手の釘跡とわき腹の槍傷を見て、弟子たちはやっと主だとわかって喜びました。イエスさまがいらっしゃらなくなってどうしてよいかわからず、心細かったであろう弟子たちは、十字架で死なれたイエスさまが確かに復活なさったとわかってホッとしたのでしょう。

イエスさまは重ねて「平和があるように」と言われました。
そして、弟子たちに息を吹きかけて、閉じこもっていた弟子たちを外の世界に送り出しました。
イエスさまはもう弟子たちと一緒に地上で生活することはなくなるけれど、聖霊がずっと弟子たちの心の中にいるようにしてくださいました。ペトロのことも聖霊によって見守り続けてくださったので、ペトロは他の弟子たちとともに教会の土台を作ることができたのです。先月のペンテコステは、聖霊を受けた弟子たちが教会の土台を作った記念として、教会の誕生日とも言われています。

私たちも、自分の心に鍵をかけて閉じこもってしまうことがあります。赤ちゃんのようにギャーギャー泣いてしまうわけにもいかず、どうせだれも助けてくれないとあきらめてしまったりします。
そんなとき、何かがきっかけとなって心が平和になると、もう一度動き出せることがありますよね。周りの状況は何も変わっていなかったとしても、受け止め方が変わったり見え方が変わったり。
それを助けてくださるのが聖霊なのです。

今日の聖書の言葉で一番心に響いたのが23節です。「だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される」···罪を赦すなんて神さましかできないはずだと思いませんか?それなのに、聖霊によって私たちが赦せばその罪は赦される、つまり神さまが赦すのと同じだというのです。ひどいことをされてすごく怒っているとき、相手を赦すなんて絶対無理と思う時がありませんか?それなのに、なぜか赦すことができる人がいます。私は最近捜真生の中で二人もそういう人を見ました。以前にも見たことがあります。聖霊の働きとしか思えません。
一方、「だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る」とは、これまた怖い言葉ですね。自分が赦さなくても、神さまから見れば誰でも高価で貴い存在なのだから、どうせあの人も赦されちゃうのよね、なんて思ったりしませんか?ところが、「あなたが赦さなければ罪が残る」というのです。
イエスさまは「平和があるように」と言われたけれど、平和を実際に作ることは私たち人間に託されたのです。
ただし、口先だけで言われたのではなく、私たちの真ん中に立ってくださっています。平和のない場面ではともに苦しんでくださっているのです。
よく「神さまがいるならなぜ戦争や貧困がなくならないのか」という人がいますが、殺し合いをしているのも富を独り占めしているのも人間です。
でも、互いに赦し合い分かち合うことができるのも人間なのです。
そのことを23節の言葉は教えてくれていると感じました。

最後に、マグダラのマリアに注目したいと思います。
彼女はおそらく、社会の最底辺に属する女性だったと思います。そもそも女性の地位が低く、「女と子どもを別にして5000人」などと言われる社会ですが、イエスさまの生涯を描いた映画の中で他の女性たちからも白い目で見られるシーンが出てきたりします。
そういう彼女だからこそ、ありのままの彼女を丸ごと受け入れてくださるイエスさまを全力で愛しました。
高価な香油をイエスさまに注ぎ、涙で足を洗い、髪の毛でぬぐったのもマグダラのマリアだと言われています。
人からどう思われようと、弟子たちからもったいないと文句を言われようと、イエスさまを全力で愛する彼女がありのままの彼女だったのです。
イエスさまが亡くなられたときは全力で悲しみ、復活のイエスさまに出会ったときは全力で喜びました。「わたしにすがりつくのはよしなさい」とイエスさまにたしなめられたほどです。
マグダラのマリアには恐れがありません。復活のイエスさまをまっすぐ受け入れて行動し、恐れている弟子たちに伝えました。聞いてもらえなくても行動しました。きっと、聖書に書かれていない他の場面でもたくさんの人にイエスさまの復活を伝え、力づけたのだろうと想像します。
彼女は財産も権力も何も持っていませんでした。ただ、神さまに愛されたありのままの自分でいただけでした。あとは聖霊が助けてくださいました。
私もマグダラのマリアのようでありたいと願います。

教員採用情報【英語科】

現在、以下の内容で教員を募集しております。

〈英語科〉

①内容 高校一年生 コミュニケーション英語、英語表現 計16時間

②職種 非常勤教諭

③採用人数 1名(あるいは2名)

④期間 2021年9月1日~2022年3月31日 ただし延長もあり

⑤応募資格 中学校高等学校の教員免許をお持ちの方

⑥応募締め切り 2021年5月30日

⑦提出書類 履歴書

〠221-8720 横浜市神奈川区中丸8 捜真女学校

学校長 中山謙一宛