投稿者「soshin」のアーカイブ

高大連携【 関東学院大学で理系学部体験 】

中学部3年生が関東学院大学のご協力により、捜真では初めての試みとなる大学理系学部の体験学習に参加しました。

生命科学、数理·物理、応用化学、表面工学、先進機械、健康科学·テクノロジー、電気·電子、情報ネット·メディア、土木·都市防災、建築·環境の9 コースから 実験や講義に参加。

関東学院大学六浦キャンパスに伺い、テーマ毎にグループに分かれ、建築、情報、土木などの大学における授業の一端を知ることが出来ました。施設見学や実験、パズルなど、関東学院大学の先生方も中学生向けに様々な工夫を凝らした講座を用意して下さり、楽しく学ぶことが出来ました。

捜真と歴史的に深い関わりのある関東学院にて、普段はなかなか実感することができない “社会と学びのつながり” を感じられる素晴らしい機会となりました。

また、生命科学コースの尾之上さくら教授は捜真の第37回卒業生です。研究の最先端で活躍する卒業生と直接触れ合う機会にもなりました。

こちらの連携教育については関東学院大学HPでも紹介されています。併せてぜひご覧ください。
関東学院大学TOPICS:捜真女学校中学3年生の生徒を招いて、理工学部と建築·環境学部の学びを体験する高大連携プログラムを実施しました。

中学バドミントン部 私学大会準優勝!

中学バドミントン部は、11月26日に行われた神奈川県私立中学校バドミントン大会に出場し、見事団体準優勝を勝ち取りました!

シングルス·ダブルス混成の団体戦で、一試合毎は個人戦であるバドミントンですが、一つ一つのプレーに試合に出ていない選手たちが声援を送り、チーム一丸となって勝ち進む姿には心を打たれました。

普段は地区大会や市大会の狭い枠組みで、同じ顔ぶれのチームと戦うことが多い中、私学大会では神奈川県の私立中学校が集まり、しのぎを削りました。生徒たちにとってもい経験になりました。
(バドミントン部顧問)


(全校礼拝でも表彰されました!)

 

2024年度中学部入試のご案内動画を公開しました

2024年度中学部入試のご案内動画を公開しました。

以下の6パートで24年度入試についてご案内しております。

1.入試日程について
2.面接について
3.スカラシップ試験について
4.対話学力試験について
5.よくあるご質問
6.入試説明会のご案内

募集要項はこちらからご覧いただけます。

入試についてのご質問等は学校までお気軽にお問合せください。
☎045-491-3686
お問合せページ:https://nkmr8.sakura.ne.jp/wordpress/contact/

放送部、中学放送コンテスト優秀賞!

放送部が11/3(金·祝)、第43回神奈川県中学校放送コンテストに出場しました。
神奈川県の各地区から集った実力者がひしめく中、アナウンス部門で中3 Yさんが優秀賞を受賞しました!
中学部が出場する大会は今年度最後となりますが、また来年良い結果を残せるよう、練習を積み重ねてまいります。
引き続き応援よろしくお願いいたします!

 

(放送部顧問 山本·普川)

収穫感謝礼拝が守られました

捜真では毎年秋に感謝祭礼拝を守り、全校から集めた献品を「寿地区センター」および社会福祉法人 にお送りし、炊き出しの食事などに用いられます。Thanks giving Day、アメリカのニューイングランド開拓に由来する感謝祭です。

自分に与えられているものを、周りの人と分かち合う。そんな心を持ち続けてゆければと思います。

関連記事:中学2年生、寿町の炊き出し参加!

 

【PTA活動】聖書研究会~中島学院長の楽しいお話会~

未明から雨が降り続いていた11月17日、「第一回聖書研究会~中島先生の楽しいお話会~」が開催されました。当初、9月8日に開催を予定しておりましたが、台風の接近による休校のため、この日に延期となりました。当日は地下会議室にて行われ、キリ研委員とPTA本部役員合わせて約20名が現地参加しました。

聖書研究会は、キリスト教教育研究会委員会(通称キリ研委員会)主催であり、聖書のお話や、生徒たちの様子などのお話を中島学院長より直接うかがえる、とても貴重な会です。しかしながら、厳粛なイメージが先行し、参加をためらう方も多いのではないかと思います。そこで今年度は、前もって保護者の皆さまからお寄せいただいた質問に学院長がお答えくださる保護者参加型とし、ご自宅や外出先で視聴可能なオンラインでの配信、さらにサブタイトルをつけて楽しさや和やかな雰囲気をアピールするなど、今の時代に沿った新しいスタイルを企画しました。
「親しみやすさをモットーにしたい。」と語るのはキリ研委員長。どなたでも参加できる聖書研究会を目指した、キリ研委員会の新しい挑戦を取材しました。


入念なカメラチェックと委員会による準備。配信前は緊張感が漂います。


本番に向けて何度も行われるリハーサル。


テーブル装花はキリ研委員のオリジナル。会場を華やかに演出します。


いよいよ配信スタートです。
映像撮影については、事務室小舘さんが全面的にご協力くださいました。


はじめに礼拝を行いました。讃美歌130番1節と2節。聖句はヨハネによる福音書1章5節。今年度の学院聖句「光は暗闇の中で輝く」のもとになった箇所です。暗闇の中にいる私たちですが、恐れることはない。神様は変わらずに私たちを愛してくださっていることを心にとめ、感謝しなければならないと学びました。キリ研委員による「徹子の部屋」のテーマ曲の生演奏。和やかな雰囲気に包まれ、大きな拍手が沸きおこりました。中島学院長はいくつかの質問に答えてくださり、和気あいあいとお話がすすみました。


最後に中山校長も登壇されました。


娘の幸せは自分の選んだ道をすすむことができるかどうか。過干渉になりすぎるのではなく、寄り添い、共感する。母親ができることは、困った時に手をさしのべること。そして充分な睡眠環境づくり。「親は忍耐が必要なのよ。」母として、時には子育ての先輩として語られる学院長のお言葉は、私たち参加者の胸を打ち、涙する方も。それぞれが自身の娘とどう向き合うべきかを改めて考える時をもちました。

当日オンタイムで参加できなかった方々に向けては期間限定でアーカイブも配信され、「当日は仕事で視聴できなかったが、後日ゆっくり観られてありがたかった。」などのお声をいただき、大変好評だったとのことです。また「初めての動画配信企画が大成功に終われたのは、お忙しいお仕事の合間に小舘さんが親身になってサポートしてくださったおかげです。心から感謝しております。」とキリ研委員長がお話されていました。

「キリ研委員会の活動をはじめ捜真に興味を持ち、PTA主催のイベントに参加してほしい」というキリ研委員会の想いは、参加者はもちろん視聴者にも伝わり、大盛況のうちに幕を閉じました。

~今後のキリ研委員会主催イベントについてのお知らせ~
2024年2月29日(木) お別れ会 ※詳細は3学期にメールにてお知らせを配信します。

今年度最後のPTA行事として、高三の保護者の皆さまに卒業のお祝いを込めたお別れ会を行います。捜真での生活を懐かしみながら、ご一緒に交わりのひとときを過ごしませんか。高三の保護者の皆さまはもちろんのこと、在校生保護者の皆さまもぜひご参加ください。キリ研委員一同、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

(広報委員 高一)

 

 

 

 

 

 

第三回学校説明会の通学路ご案内について

※同様のご連絡をお申し込み時のメールアドレスにも前日にご送付いたします

この度は捜真女学校第三回(ナイト)説明会にお申込みいただきまして誠にありがとうございます。説明会は18時30分より開始、それに先立って18時15分からハンドベルによる演奏が行われます。

第三回説明会はナイト説明会となります。
暗い中でのご来校となりますので、各最寄り駅【反町駅·三ッ沢下町駅】より本校まで教員が
ご案内をいたします。ご希望の方は18時に反町駅改札前·三ッ沢下町駅改札前にご集合ください。駅から学校までの通学路を教員がご一緒します。
18:00出発·18:15着を予定しております。

【最寄駅から本校までのご案内をご希望の方】
18:00 反町駅·三ッ沢下町駅改札前 集合·出発
18:15 ハンドベル演奏に合わせて本校到着

●捜真女学校アクセス

●イラスト研究部作成 捜真女学校通学路MAP

体育祭”Power Tough Girls”開催!【動画公開!】

今年度体育祭は”Power Tough Girls”をスローガンに掲げ開催されました。
白熱の騎馬戦、大盛り上がりのリレーなど、力いっぱい体を動かして楽しめた一日となりました。


体育祭の様子をまとめた動画がありますので是非ご覧ください。

捜真体育祭一番の特徴はA(赤)、B(黄)、C(青)、D(緑)の4チームが学年を超えて組まれることです。クラスの団結を深める合唱コン、全校でお客様をお迎えする捜真祭、そして学年を超えて団結する体育祭と行事ごとにテーマが意識されています。

普段は関わることのない先輩、後輩とチームになって競技に臨む中には後輩を引っ張るたくましい先輩たちの姿が見られます。違う学年と捜真生と手をつなぎ、おぶってもらい、いっしょに喜んで…というのも捜真体育祭らしい一幕でした。




 

ユニークな競技も体育祭委員によって企画されています。
部活対抗リレーではバタフライ?で走る水泳部や白衣でがんばる化学部、リレー中にインタビューを始める放送部などが全校を盛り上げました。


powerに満ちた、toughな活躍いっぱいの捜真らしい一日となりました。

仏・中・韓の三か国を学ぶ ーー高三国際教養ーー

高校三年生の選択科目には捜真独自の”国際教養”という授業があります。
仏·中·韓の三か国について語学だけでなく文化や歴史を学ぶこの授業。

前回授業分で韓国についての学びを一区切りし、フランスについての学びに入っています。

韓国についての学びでは神奈川韓国綜合教育院から毎回特別講師をお迎えして言語だけでなく文化や様々な体験が行われました。

フランスについての学びでもフランス語の発音や簡単な会話文、現代のフランス社会などを学んでゆきます。

これからの世界を生きるものとして、言語·文化を総合的に学んでゆきます。

捜真の学習の柱である「本物体験·本物学習」の一つです。

 

全校修養の時を迎えています【11/20更新】

11月10日はキリスト教について学びを深め、思索する全校修養会が予定されています。
各学年で講師の先生をお招きし、各学年のテーマに沿ったお話をお聞きします。

そして11月2週には修養会を前にして、チャペル礼拝では各学年の捜真生が担当する礼拝が守られました。自分に訪れた苦難や人生を変えた経験、学校での生活からの学びなどが全校で共有されてゆきます。

全校に向けて話された捜真生の礼拝をご紹介いたしますので是非ご覧ください。
※11/20 高校一年生·高校三年生の礼拝を更新しました。

◆修養会を覚えての全校礼拝①(高校二年生)(クリックでお読みいただけます)

◆修養会を覚えての全校礼拝②(高校二年生)(クリックでお読みいただけます)

◆修養会を覚えての全校礼拝③(中学3年生)(クリックでお読みいただけます)

◆修養会を覚えての全校礼拝④(中学3年生)(クリックでお読みいただけます)

◆修養会を覚えての全校礼拝⑤(高校一年生)(クリックでお読みいただけます)

◆修養会を覚えての全校礼拝⑥(高校三年生)(クリックでお読みいただけます)

◆修養会を覚えての全校礼拝⑦(高校三年生)(クリックでお読みいただけます)

捜真女学校 キリスト教教育Facebookでは本校のキリスト教活動を報告しています。ぜひご覧ください。

 

オーストラリア研修 事後学習レポートがお読みいただけます

夏休みの14日間、高校1年生2年生あわせて23名がオーストラリアの交流校であるフェアフォルムカレッジで短期研修を行いました。
コロナ禍で中断していた海外研修も関係の皆様のご尽力のおかげでひとつずつ再開でき、生徒の学びの機会が与えられたことに感謝です。

捜真の海外研修の目標は「平和を実現すること」です。ただ行って帰ってくるのではなく、事前学習と事後学習の充実が特長です。

今日は事後学習の一環として「研修後の私」という視点でふりかえりを行ない、それぞれが考えたことをご紹介いたします。(下記クリックで事後学習レポートがご覧いただけます)

◆「成長と自信」(高校一年生Kさん)

◆「成長」(高校一年生Sさん)

◆2週間(高校一年生Kさん)

◆自己成長(高校一年生 Uさん)

【お知らせ】ホームページメンテナンスのお知らせ

記日程にて本学院ホームページのメンテナンスを実施いたします。
メンテナンス期間中はホームページに一時的に接続できなくなる場合がございますので、ご了承ください。

■メンテナンス期間
2023年11月22日 夜間

なお、本校説明会情報は、miraicompassのイベント予約ページでもご確認していただけます。
メンテナンス期間中に確認する場合は、miraicompassのイベント予約ページをブックマークしていただくことでアクセス可能となります。
miraicompassイベント予約ページ

ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

第3回説明会が実施されます!【入試対策講座&クリスマス見学】

【第3回学校説明会が実施されます】

12月1日(金)18:30~《捜真女学校 第3回説明会》のお申込み受付を11月1日(水)18:00より開始いたします。

第三回説明会は平日夕方に実施するナイト説明会です。

入試を実施する全4教科より入試ポイント解説講座が実施されます。今年度の入試のポイントをお伝えいたしますのでぜひご参加ください。
ーーお申込みはこちらよりーー


(写真は参考画像です)

 

クリスマスを迎える準備をした校内のご案内もございます。お出迎えの際には捜真女学校聖歌隊によるハンドベル演奏も実施されます。ぜひお楽しみください。


皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ーーお申込みはこちらよりーー

 

捜真女学校説明会のお申込み開始情報は下記LINEでもお知らせしております。ぜひご活用ください。
【捜真入試広報室LINE】
https://lin.ee/XQw2EyQ
―説明会の申込開始情報など、受験生·保護者の皆様への重要情報を月に1~2通ほどお届けいたします。

(捜真女学校SNSについてはこちらのTOPICSよりご覧いただけます)

 

《捜真女学校 第3回学校説明会(ナイト説明会)》
時程:12月1日(金)18:30~20:00
※要申込·各組保護者様2名、受験生1名まで

学校HP・SNSによる学校情報投稿のお知らせ(定期投稿)

捜真女学校では受験生·在校生保護者様·卒業生に捜真女学校の「今」を知っていただくため、学校HP内TOPICSや以下の各SNSにて日常の姿や行事の様子などを発信しています。

【捜真女学校Instagram】
[捜真女学校中学部·高等学部]
https://www.instagram.com/soshin_1886/

 

【捜真入試広報室LINE】
https://lin.ee/XQw2EyQ
―説明会の申込開始情報など、受験生·保護者の皆様への重要情報を月に1~2通ほどお届けいたします。

 

【捜真女学校Youtube】
https://www.youtube.com/channel/UCX8mzPOongUf9vfJDFDL-jQ

 

【捜真女学校 Facebook】
[捜真女学校中学部高等学部]
https://www.facebook.com/soshin.jogakko

 

【捜真女学校キリスト教 Facebook】
[捜真女学校 キリスト教教育]
https://www.facebook.com/sjg.christian.education
―礼拝での教員·生徒によるお話の紹介ほか、本校のキリスト教教育をご紹介しています。

 

【学校HP TOPICS】
https://soshin.ac.jp/category/topics/topics_sj/?sc=sj

説明会·入試情報/授業·学習/生徒活動·行事·部活動/進路指導·進路の学び/キリスト教活動·情操教育/総合学習·探求/留学·国際
の計7トピックスでお届けしております。

捜真女学校の受験をお考えの方、在校生保護者様、そして卒業生や在校生の皆さん、ぜひご覧ください。

【重要】帰国生入試に関するHP情報の訂正

本校ホームページに掲載している「帰国生入試募集要項」出願資格についての記載に誤りがありました。

「海外に一年以上在住し、現在海外在住あるいは小学校3年次の1月以降に帰国された方が対象の入試となります」とありましたが、正しくは「小学校4年次の1月以降に帰国」です。

受験を検討してくださっている皆様に大変ご迷惑をおかけいたしました。

申し訳ございません。お詫びして訂正させていただきます。ホームページの情報はすでに修正いたしました。また、紙ベースの募集要項には正しい情報が記載されておりますので、そちらもご確認ください。

 

【PTA活動】史跡めぐり

秋晴れのさわやかな風が吹くなか、横浜市三ツ沢墓地において、「史跡めぐり」が行われました。この行事はPTAキリスト教教育研究委員会(通称キリ研委員会)主催で、捜真の礎を築いた第二代校長カンヴァース先生の墓地を訪ね、捜真を支えてくださった方々にまつわるお話を中島学院長から伺うことができる場でもあります。

「神大寺入口」バス停で下車し、10分ほど歩くとカンヴァース先生の墓所に到着します。ずっと捜真を見守りたいと願い、先生が生前に購入された墓所だそうです。高台から捜真を眺めると、お墓の数7500以上のすり鉢状の墓地に圧倒されます。

キリ研委員代表が色とりどりの花をお捧げし、一同、学院長と共にお祈りをしました。その後、創立の地である山手を離れ、今の神奈川区中丸に移ったいきさつなどを伺いました。当時捜真に通うには、現在の京急神奈川駅から歩いて通うか寄宿舎に入るかしかなく、アクセスの問題から生徒数が半分ほどになってしまったこともあるそうです。それでも、外国人宣教師たちの「この中丸の丘の上から日本にキリスト教が広まりますように」との祈りに支えられ、カンヴァース先生は移転後も捜真の発展に人生を捧げられました。「中丸の地を絶対に離れない」との思いを胸に、関東大震災や第二次世界大戦をも乗り越えてこられました。その頃先生をお支えしていたイギリス人の父と日本人の母の間に生まれたエイミー·コーンズ(のちに山田千代子)先生が、カンヴァース先生の墓所にご一緒に眠られています。日本語のコミュニケーションの面でも山田先生がカンヴァース先生を支えられたなどのエピソードから、強いきずなで結ばれていたことが伝わってきます。また、学院長は最晩年の山田先生にお会いになったことがあるそうです。

学院長のお話は、カンヴァース先生のお人柄が伝わる素敵なエピソードばかりでした。カンヴァース先生は体育を重視しており、棒を使って体を動かす「ワンズ体操」をアメリカから導入し、棒の先に視線を向けることを「棒の先にお目にかかりなさい」と仰ったこと、当時着物にエプロンが当たり前であった服装を体操がしやすいように袴に変えたられこと、墓所にある石碑には「初代校長」と彫られているが実際にはカンヴァース先生は二代目であることなど。お話のあいだも参加者からは笑顔がこぼれ、さまざまな質問が出ました。震災や空襲による火災で、戦前の捜真の公式な記録はほとんど残っていないそうですが、学院長を中心にオークションで入手したりアメリカから取り寄せたり、卒業生や卒業生の保護者からの寄贈や遺贈を受けて、ここまでの記録を集めこられたことには感動すら覚えました。

それ以外にも学院長が先輩同窓生から教えていただいた戦時中のお話や、空襲後たった一カ月で関東学院の校舎をお借りして授業を再開できたこと。「なんとしても、柱四本でも中丸の地に戻る」との坂田祐先生の信念のもと、保護者の寄付や協力で終戦三年後には新しい校舎を建てられたことまど、学院長のお話はどれも初めて耳にすることばかりでした。

その後、学院長を先頭に一同、徒歩で学校へ移動。10月半ばを過ぎたというのに汗ばむような気候の中、「まるで遠足のような楽しい」(参加者の声)ひとときとなりました。学校では「第二回聖書研究会」として、学院長による礼拝のときを持ちました。この日の聖書箇所は詩編23篇でしたが、学院長が一番お好きな部分は「死の陰の谷を行くときもわたしは災いをおそれない。あなたがわたしと共にいてくださる」という部分で、具体的に学院長ご自身の経験を交えたお話をしてくださいました。たとえ命には関わらなくとも、その人にとっては重く苦しい経験をするとき、神様がそばにいて力づけてくださるというメッセージが込められているとのお話でした。

ほかにも、卒業生で歌手の渡辺はま子さんの「あゝモンテンルパの夜は更けて」という曲のお話もありました。10月の創立記念礼拝で、この渡辺はま子さんを題材にした朗読劇の鑑賞会が行われたので、ぜひご家庭でお子さまにも話を聞いてみてください。また、第七代校長日野綾子先生がお持ちになっていた緑色の革の手帳を特別に見せていただくことができました。カンヴァース先生のお誕生日である4月18日の欄に、先生自ら書き込まれた「神を信頼し、最善の自己に忠実であれ(原文Trust in God. Be true to your best self.)」(現在は捜真のスクール·モットー)の部分を見せていただきました。礼拝とお話の後はおいしいサンドイッチをいただきながら、学年を超えた保護者同士の交流が見受けられました。

捜真を支えてくださった方々にまつわる学院長からのお話は、初めて伺う内容ばかりでした。またキリ研委員の皆さんの入念なご準備によって、心穏やかな実り多い時間を過ごすことができました。参加者からは「娘が捜真小学校出身なのだが、これまでに史跡めぐりに来たことがなく、参加してみたかった。敷居が高いかもと思っていたが、違う学年の保護者とも話せるなど和やかな会で大変楽しかった」(中1保護者)「娘が中1のときに史跡めぐりに参加し、カンヴァース先生が三ツ沢の丘から捜真を見守ってくださるとの話に感動した。このほど娘が高三になり卒業を控えるタイミングで、在学中ずっと見守ってくださったカンヴァース先生にお礼を言いたいとの思いで参加した」(高三保護者)「(創立の地である)山手にしか行ったことがなかったので三ツ沢墓地にも来られてよかった」「いつかは参加してみたいと思っていたので、ついに来ることができて本当に良かった」「ちょっとした大人の遠足のようで楽しかった」などの感想がありました。

「聖書研究会」と聞くと少し構えてしまうかもしれませんが、実際に参加してみますと『中島学院長を囲む楽しいお話し会―カンヴァース先生の墓所を訪ねて―』という会であったと感じました。まだご参加されたことのない保護者の皆様も来年はぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。
(広報委員 中2·中1)

学習発表会が開かれました

11月2日(木)に、学習発表会が開催されました。

今年は4年ぶりに全校で音楽発表会も行われました。全校合唱「歌よ ありがとう」では、子どもたちの美しいハーモニーがチャペルに響き渡り、各学年の合唱や合奏は気持ちの合わさったとても素敵な演奏でした。

教室には、一人ひとりの個性があふれる作品が並びました。絵画や立体、毛筆や硬筆、社会や算数、理科の学習の成果を通して子どもたちの成長と豊かな感性にふれる1日となりました。

高校一年生 進路選択に向けて

高校一年生は秋に進路選択に向けての大きな分岐点を迎えます。2学期末に控える高二授業選択で理系文系ほか自分の進路がここでおおよそ決定します。

選択を前に秋には様々な進路イベントが行われました。

10月中旬には11大学をお迎えしての系統別ガイダンス。11の大学をお迎えしてそれぞれの学問分野の紹介やご説明をお聞きしました。(詳細·全大学·系統の紹介はTOPICS高大連携教育:高校一年生、11大学と連携して進路ガイダンスが行われました〉にて)

 

高校の学びとは異なる、大学の学びに直接触れ大きな刺激を受けました。

 

11月には自立学習スペースの運営にも携わってくださっているTOMASさんとの協力を得て、大学生から進路についてのお話をお聞きしました。司会も高校一年生が担当し、その場で質問に答えてもらう場面も。進路のことについて考える機会は多いですが、年の近い先輩から聞くお話で実感が湧いたことと思います。

翌週はこちらも校内で取り入れられているスタディサプリより進路や学習についてのガイダンス普段から活用するスタディサプリですが、受験勉強というものがいよいよ見えてきたかもしれません。

様々なガイダンスで情報を取り入れながら進路を選択してゆきます。