第 76 回高等学部卒業式

2024.3.30

Soshin Jogakko

3 月 19 日、第 76 回高等学部卒業証書授与式が執り行われました。

捜真の伝統である「威風堂々」にのせて粛々と入場する高三生ひとりひとりの姿には捜真生活を通して成長した風格がありました。

答辞では、卒業生から沖縄修学旅行の経験を通して考えたことが次のように述べられました。

「実際に沖縄戦の時に利用されていたガマの中は 1 メートル先のものが全く見えないほど真っ暗でした。さらにそのガマで、いつ殺されるかわからない恐怖·飢えと長い間戦い続けたという話は、私にとって衝撃的なものでした。絶対に二度と戦争を起こしてはいけないと心に誓いました。しかし、ウクライナやパレスチナでは戦いが続いていて、この瞬間もいつ襲われるか分からない中、明日への希望を失っている人がいます。それだけではありません。能登半島地震で、家族を亡くした方や思い出の詰まった家を失った方がいます。自分たちが安全なら良いと考えるのではなく、平和を実現するためにはどうしたらよいかを考え続け、戦争や地震の怖さを伝えていくことが大切であり、それが 76 回生の使命であると私は思います。」

これから始まる 76 回生おひとりおひとりの歩みに神様の豊かな御守りがありますよう、また平和を実現する使命を果たされますようお祈りしています。

ご卒業おめでとうございます。

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