陸前高田民泊研修に行ってきました
2019.8.27
Soshin Jogakko
8月21日(水)から2泊3日、高校生8名が陸前高田での民泊に参加しました。
岩手県陸前高田市は、東日本大震災の津波で中心市街地をはじめ、街のほとんどが壊滅するという被害を受けたところです。この民泊プログラムは、交流人口増加を通して、陸前高田市の継続的な活性化を目指しています。陸前高田の人々と普段通りの生活を共にすることで、地域との関わり、自然からの恵みがある暮らし、人と人との関わりや絆を体感し、「心の振れ幅」が生まれることを何よりも大切に考えられた「被災地だからこそ提供できる学びがある」プログラムです。 現地到着後、復興最前線ツアーで、復興の様子や震災当時の様子を学びます。
下の写真は左が昨年同時期のもの、右が今年のものです。
ほぼ同じ方向を撮っているのですが、だいぶ雰囲気が変わっているのを見ていただけると思います。今年、震災後初めて田んぼが復活したそうです。植えられた品種は「たかたのゆめ」。陸前高田市のブランド米です。ひと月後には収穫されるのだとか。
復興最前線ツアーが終わると、いよいよ受け入れ家庭の皆様との対面です。
ここから各ご家庭で過ごす時間がスタートするのですが、いくつかのご家庭は普門寺を訪問し「願い桜」のお話を聞かせていただきました。
最終日は、左官大工伝承館に集合し、館長さんのお話を聞き震災学習をしました。
その後、全員でお昼をいただき、そのまま閉会式「ほんでまんず会」。受け入れ家庭様からも一言ずつ、参加した生徒も全員一言ずつ。小さい団体だからこそのプログラムかもしれません。
生徒の語る言葉から、言葉以上の大きな学びをさせていただいたことがよく分かります。ただ「楽しかった」「また行きたい」だけにせず、これからの人生にいかせるような学びに広げていって欲しいと願うと同時に、そのサポートをしていこうと思っています。