図書館だより 5月21日(木)
2020.5.21
Soshin Jogakko
『昆虫記』今森光彦 福音館書店
大きな図鑑のような本。4月から始まるカレンダーにその時季に登場する虫や植物が写真とともに紹介されている。写真家の今森さんがフィールドとしている滋賀県の四季が、丁寧な解説とともに楽しめる。幼虫やさなぎの写真もたくさんあるので、「私は無理無理!」という人もいるかもしれないが、そんな人もいつか地球の仲間として、人間以外の生き物も受け入れてくれたらなあと思う。
『世界のふしぎな虫おもしろい虫』今森光彦 アリス館
では次に、「私は無理無理!」と思っている人に、美しすぎる虫たちを紹介しよう。神様はこんなにも美しい生き物を造ってくださったんだ。と感謝とため息のでる一冊。
ツマキハラナガイイトトンボ(ペルー)、レースコロギス(マレーシア)、シタムラサキナンベイオオバッタ(ブラジル)、リボンカゲロウ(ギリシャ)、ジュウシチネンゼミ(アメリカ)、が私のお気に入り。
『魔法のはさみ 今村光彦の切り紙美術館』今村光彦 クレヴィス
なんと、今森さん、写真だけではなく切り紙作家としても活躍している。本物の昆虫も美しいが、人間の技も素晴らしい。