図書館だより 号外 4月27日
2020.4.27
Soshin Jogakko
『色から読み解く日本画』 水戸信惠 エクスナレッジ
東京広尾の山種美術館に研究員として所属する水戸さんが、そこに所蔵されている日本画を中心に、四十数点の作品の基本色を七つ(赤·青·黄·緑·金銀·白·黒)に分けて解説をします。
40年以上前、高校生の頃、美術の時間に日本画を教えていただきました。その時に使った膠(にかわ)や色絵具を道具箱から取出してみたところ、最後に使った時と同じように使えました。
300年も前の作品が色あせず鮮やかな色を残したまま、画家が表現したい世界を伝えているということに感動します。本来ならば、本物の絵を目の前にして向き合いたいところですが、今はStay Home。本の中でその世界を感じていただきましょう。
『日本民藝館へいこう』坂田和實 尾久彰三 山口信博 とんぼの本
昨年の夏にふらりと立ち寄り、とても気に入った場所なので皆さんにも紹介したいと思い、本を購入しました。
ところで、普段使っているご飯茶碗の形、色はどのようなものですか?おかずをのせるお皿でお気に入りのものはありますか?
「民藝」と聞くと、地方のお土産かなと思う方も多いと思いますが、この民藝館に展示されている器や道具は、一つ一つが芸術作品と言っても過言ではありません。18世紀に造られたもの、アジアやヨーロッパから海を渡ってやってきたもの。時代や国を選ばずに、民藝品として人々に使われてきた手のぬくもりと歴史を感じることができます。
ちなみに私のご飯茶碗は薄鼠色で両手にすっぽりおさまるころんとした形、気に入っているコーヒー用のコップは持ち手が取れしまい少々不便ですが、友人と川越に出かけたときに買った思い出の品です。学校が始まったら、皆さんのお気に入りを教えてほしいな。