図書館だより 号外 4月20日

2020.4.20

Soshin Jogakko

捜真でも最近よく話題になるSDGs。その中の、目標14 海の豊かさを守ろう に関連する本を紹介します。

2016年ダボス会議「2050年までに海洋中に存在するプラスチックの量は、重量ベースで魚の量を超える」と発表されたことはご存じですか。それが現実となれば、皆さんがお母さんになって子育てをする頃には、海水浴や潮干狩りは夢のまた夢になっているでしょう。

岩波ブックレットに続いて絵本と雑誌を紹介します。

 

『ポリぶくろ、1まい、すてた』ミランダ·ポール文 エリザベス·ズーノン絵 さ·え·ら書房

ガンビアはアフリカ大陸の最小国。セネガルに囲まれ、横長の国土をガンビア川が一直線に走っています。主人公のアイサトは荷物を運ぶかごがこわれたので、代わりにビニール袋を使い始めます。しかし、やぶれたビニール袋を捨てたことで今まで気づかなかったことに気づきます。そして、アイサトはある計画を思いつきました。それは……。

巻末にあるQRコードで、アイサトと仲間との活動が動画で見ることができます。この絵本があなたの興味の扉開き、何かにつながってくれたらと願います。

 

 

『FRAU SDGs MOOK OCEAN 2019 海に願いを。』講談社MOOK

写真家、企業、イラスト、活動家、ファッション、旅、自治体、アーティスト、研究者、各国の取組、具体的なアクション、日本での取組、本の紹介、製品の紹介、活動している女性たちの座談会等、海を守るために今行われていることについて、広く広く取材されています。

写真が綺麗で、若者の活動がたくさん紹介されています。(年配の方の取組ももちろん載っています!)気になるページからめくってみたらいいですね。

私が嬉しかったのは、“海を愛する人たちの本棚。”に『センス·オブ·ワンダー』レイチェル·カーソン と 『海からの贈り物』リンドバーグ があったこと。

私たちが今一番やらなければならないのは、海に行って波の音に耳を傾け、潮の香りを胸いっぱいに吸い込んで、自然の力を感じることなのかも知れないと思える一冊です。

 

豆知識:「MOOK」とは、magazine雑誌と book書籍を合わせた本のこと。

 

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