図書館から本の紹介 6月30日

2020.6.30

Soshin Jogakko

『ミタカくんと私』銀色夏生 新潮文庫

 

生徒の皆さんから「恋愛小説を読みたいのですが、おススメ本はありますか?」とよく聞かれる。週末に「恋愛」とタイトルにつく本を漁って読んでみたが、私自身がすでに遠い昔の記憶を辿ることができず、更に最近の本は社会情勢があまりにも違いすぎてぴんと来なかった。平成十二年に出版されたこの一冊がようやくみつかった。
恋愛はある日突然やってくることもあれば、ふと気づいたらそばに転がっていることもある。来るぞ来るぞと予感がする場合もあれば来てよ来てよと思っていても一向に始まらないこともある。要は偶然任せなものなのだと思う。
主人公は並子。ミタカ君とは幼馴染。こんな人がそばにいたらよかったのにとしきりに思う。
皆さんもよくよく周りを見回したら、あっと思う人がいたりします。それを待つのも一興です。
続き物の『ひょうたんから空』もおススメ。若いうちにた~くさん恋愛もしてください。おばあちゃんになると忘れちゃうからね。

 

 

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