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学校法人 捜真学院

横浜市神奈川区中丸8番地 045-491-3686(学院総務)

礼拝メッセージ 7月9日(木)

2020.7.9

Soshin Jogakko

おおきな声で笑いあいたい」

高一副担任·生活指導委員長 森川 亮

こちらから讃美歌270番「信仰こそ」を聞くことができます

【聖書】ヨハネ第1章 1節

はじめに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので言によらずに成ったものは何一つなかった。言のうちに命があった。

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マスクを身に着けるのが当たり前の時代になりました。つい半年前は生徒に「黒いマスクはやめなさい」という指導をするかしないかで悩んでいたのが嘘みたいなほど、黒マスクは日常のものとなりました。マスクを取ることが出来ない人を奇異な目で見る時代から、マスクをしていない人に対して軽蔑のまなざしを送る時代に変わった。私はコロナによって時代が変わったことの象徴として「マスク」を一番にあげたいです。

娘の家庭科の宿題はマスク作りでした。学校から型紙と作り方が配信されました。手芸が得意な私の母に手伝ってもらいながら、着古したパジャマをマスクに再生しました。パジャマの生地は柔らかく、形を変えて時を越えて日常で活躍できるのを見るのはなんともうれしいことでした。母はこの型紙で作る布マスク制作にはまりました。自粛要請中だったこともあり、たくさんのマスクを作りました。屋根裏にしまってあった、私と妹が幼稚園のときに使ったハンカチはマスクに生まれ変わりました。山本先生にさし上げたサンリオのマスクは母の作った物です。山本先生が着けているのを見るたびに私は嬉しく感じます。

私のマスクも母に特注したものでした。バックトゥザフューチャーという映画を見て憧れたカルバンクラインのトランクス。20年以上前に買い、捨てられずにいたものをマスクにしました。ロゴは切り取り、きちんと付け直すよう徹底してデザインを作りこみました。2か月間愛用したマスクをついに先日落としてしましました。今は次に何を作ってもらおうか考えています。

総合の授業の中でインタビューの技術を学びました。会話をするときには、「相手の目を見る」「笑顔で」そして「言葉には含まれない何かが表情に浮かぶ、それを掴まえる」と。私はマスクをつけることが好きではありません。マスクは会話を一層難しいものにしている気がします。さらに話をしていることも今は悪いことをしているように感じるのです。人は会話する中で自らの考えを宣べ、整理し、人との違いを知り知識を深めます。そして人との関係を深め自分と他者と世界のあり方を深めていきます。おおきな声で笑いあいたい、相手のちょっとした表情の変化を読みながら会話したい。コロナ前には戻らないといいますが、せめてここだけはもとの世界に戻ってほしいと思います。

 

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