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学校法人 捜真学院

横浜市神奈川区中丸8番地 045-491-3686(学院総務)

礼拝メッセージ 7月10日(金)

2020.7.10

Soshin Jogakko

「二度とない『今日』を精一杯生きる

中2副担任·広報委員長 醍醐 温子

こちらから讃美歌Ⅱ編186番「日ごと主イエスに」を聞くことができます

 

【聖書】マタイによる福音書6章34節
だから明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。

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「明日も元気でお会いしましょう!」帰りのHRでさようならの挨拶の前に必ずかける言葉です。6月から学校が再開され、副担の私が週に2回帰りのHRを担当して約1ヶ月。新型コロナが猛威を振るう前と後で、その心持ちに変化があったように思っています。
「明日も今日と同じ日常が続くとは限らない。だからその一瞬を大切に。朝、行ってらっしゃいと別れてそれっきりになってしまうんだから」東日本大震災の被害に遭われた方から聞いた言葉です。多くの方が同じようにおっしゃいます。この言葉を聞くたびに、いつも「そうだった。一瞬一瞬を大切にしよう」と強く思います。忘れることはないものの、その思いが少し薄れてしまうことは今までに何度もありました。今回、新型コロナのパンデミックによって、その思いをより一層強くすることになりました。

大きな災害があろうとなかろうと感染症が世界中を動揺させようとさせなかろうと、明日の保証はないのですが、つい明日もあさってもその次も今日と同じ一日があるように思ってしまいます。私は今まで、今日の聖句を「あれやこれやと思い悩むのはやめなさい。私達には分かりもしない先のことまで思い悩んでも仕方がない。必要なものは神様がすべて備えてくださるのだから、すべてを神様に委ねなさい」とだけ理解していました。しかし、特にコロナ休校の間に、この聖句の捉え方が変わってきました。「今日という日を、丁寧に誠実に全力投球して生きることが大切なことだ」と教えられているのだと今さらながら思うのです。私たちが生きられるのは「今日」という日の「今」という瞬間だけです。たとえ1秒でも過去や未来を生きることはできません。明日のことを思い悩むということは、神様が私たちのために必要と備えてくださった「今日」を大切にしていないということなのだと思うのです。私たちは明日に持ち越したことは、明日になればまたその翌日に簡単に先延ばししてしまいます。神様から与えられた「今日」という特別な一日を神様の御前に真剣に全力を傾けて生きることをしなければ、明日もあさってもどんどん先送りし、結局神様の御前に真剣に全力を傾けて生きるチャンスを失ってしまいます。

朝のHR(午後登校の人は昼ですが)で、毎日健康調査票を確認するのが私の担当です。必ず一人ひとりの顔を見て、どんなことでも一言は声をかけることにしています。一人ひとりとの「今日」の出会いを大切にしなければならないと思ったことと,健康調査を確認することは、神様がくださった大切な役割、使命なのだと思い、ただ機械的にチェックするような仕事にしてしまったら、せっかく神様がくださった一番良いものを無駄にすることになってしまうと思ったからです。以前ならここまで強く意識しなかっただろうなと思うとこれは私の中では大きな変化です。健康調査票を確認することがいつまで続くのか分かりませんが、確認することがなくなっても、神様を信頼し、すべてを神様に委ね、二度とない「今日」を精一杯生きようと思います。それが「今日」の延長線上にある「明日」への最善の備えになるのだと思います。その思いを胸にこれからも「さようなら」の前に「明日も元気でお会いしましょう」と心を込めて声をかけたいと思います。
皆さんにも、神様から与えられた「今日」という特別な一日を真剣に全力を傾けて生きて欲しいと思います。

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