在校生の皆さんへ 終業式にかえて

2020.3.18

Soshin Jogakko

本日18日は終業式と中学部卒業式が予定されていましたが、行うことができませんでした。

終業式にかえて校長メッセージをお届けします。

なお、中1から高二のご家庭には、本日、レターパックプラスでお知らせを発送しております。数日たってもお手元に届かない場合には、学校にお電話でご連絡ください。なお、学校へのお電話は8:30から16:00の間にお願いいたします。

 

終業式に変えて

中学部·高等学部 校 長  中山 謙一

 

捜真生のみなさん。2019年度の終わりがこんな形になるとは思いませんでしたね。残念な気持ちの人が多いことでしょう。とりわけ残念に思うのは、この3月で捜真を去ることになる方々とお別れの挨拶が十分にできないことです。

高等学部を卒業していく146名の方々とのお別れ、捜真での教員生活にピリオドを打つ先生方とのお別れなど様々なお別れが予定されていたのに、十分に時間をとることができませんでした。去っていく方々の後ろ姿と、別れに際して残してくれた言葉は、残る者にとって意義の深いものです。私たちを励まし、勇気を与えてくれるからです。そんな大切な機会を失ってしまい本当に残念です。

でも、「別れは突然やって来る。いつお別れしてもいいように心の準備はしておかなくちゃ。」というのが東日本大震災を経験した方々の教訓です。あらためて毎日毎日を大切にしていきましょう。

学校に来なくなってからずいぶん時間がたってしまいましたが、心とからだのエネルギーをなくさないよう注意をしてください。みなさん、エネルギーをたっぷり蓄えてください。エネルギーは使うことでかえって増えていくものです。こんな時こそ自分の成長に役立つエネルギーの使い方を見つけてください。

いま世界は混乱と不安の中にありますが、聖書にあるように、「あなたが耐えられない試練を神はお与えにならない」のですから、また会う時まで元気でいてください。

 

【聖書】コリントの信徒への手紙一10章13節

あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。

 

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