図書館だより 号外その1
2020.3.14
Soshin Jogakko
在校生の皆さん
長い春休みが突然やってきました。「これから1ヶ月何をしたらいいのかな?」と2月末に荷物を取りに来ていた高二がつぶやいていました。
市内の図書館や地区センターは自由に利用できないところもあるようです。年度末の蔵書点検も中止となり、図書館スタッフで約4万3千冊の本を整頓しながら、もし皆さんが、春休みに登校する機会があればと思い、これから少しずつ本の紹介をしていきます。
23日から学校に登校することができるようになったら、図書館にもぜひいらしてください。
『スヌーパー君がいた40日』丹由美子 山と渓谷社
9年前の3月11日。石巻で震災にあい、飼い主と一緒に避難所で暮らしたゴールデン·レトリバーのスヌーパー。突然、当たり前の日常がなくなってしまい、地震のことも津波の事も、犬のスヌーパーには理解できなかったはず。それでも飼い主の阿部さんを信頼して、寄り添い続ける。当時の避難所の様子やペットとのかかわり方が、丁寧に書かれています。
今、動物を飼っている人、自然災害の時にはどのようにペットと向き合えばいいのか、どこかで不安を持っていると思います。勿論、備えあれば憂いなしではありますが、その前に“家族”として動物と一日一日を過ごすことで、どんな時も乗り越えられると思えた一冊でした。
【聖書】ヨハネによる福音書1章1節
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。