礼拝メッセージ 5月18日(月)

2020.5.18

Soshin Jogakko

「テーブルの上のみことば」

中1担任  杉山 知子

こちらから讃美歌501番「いのちのみことば」を聞くことができます

【聖書】ローマの信徒への手紙10章17節

実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。

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これは、マサラティー(スパイス入り紅茶)のパッケージに記されていた聖句です。卒業生がインド映画を鑑賞しに我が家に来てくれて一緒に飲んだときには、この聖句に気づきませんでした。キリスト教書店で販売していたので、もしかしたら茶葉を輸入した会社の経営者がクリスチャンなのかもしれません。

ところで、茶葉の原産は南インド、ケララ州とあります。

ケララ州はヒンドゥー教徒が多数を占めるインドの中でもキリスト教徒の割合が高い地域で、イエス·キリストの12弟子の1人であるトマスがこの地に教会を建てたと言われています。
多民族·多宗教が共存するインドにおいて、ケララ州は特に宗教対立が少ないこと、識字率が非常に高くほぼ100%であることが特徴だそうです。インドでは今でも女の子は教育を受けられないことがあるので、この識字率は驚異的です。
日本でも、捜真女学校をはじめとするミッションスクールが女子教育に力を入れたことはよく知られていますね。

インド映画を観ていると、願い事をする人がヒンドゥー教の寺院にもイスラム教のモスクにもキリスト教の礼拝堂にも「お参り」している場面が時々出てきます。たとえば、愛する人の命が助かるように「わたしはすべての神さまに祈ったわ」みたいなセリフがあったり。
七五三は神社、結婚式は教会、お葬式はお寺という日本と、多神教的な土壌が似ているのかもしれません。

私は、人を生かす信仰はすべて尊重します。
しかし、私自身を生かすのは、「キリストの言葉を聞くことによって始まる」信仰です。私にとってキリストの言葉(聖書)は、文字通り「いのちのみことば」(本日の讃美歌501番)なのです。

休校の間ずっとLINEで礼拝を続けている高三や寿町支援プロジェクトに刺激を受けて、YWCAの高校生有志もビデオ礼拝を始めています。
不安をあおる言葉や排除する言葉が少なくない今、誰の言葉を聞くべきか、捜真生はわかっているのですね。

今は学校だけでなく教会の礼拝に集うこともできない日々が続いています。聖歌隊の練習も楽しみだったので、とてもさびしいです。
でも、多くの教会で、ホームページ等で日曜礼拝のお話が読めたり聴けたり、あるいは牧師先生の動画を見ることができたりするんですよ。
部活で日曜日は忙しかった人も、ぜひアクセスしてみてください。

毎日食事をするように、毎日みことばをいただきましょう!

 

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