礼拝メッセージ 5月27日(水)

2020.5.27

Soshin Jogakko

「相手を思う」ということ

英語科  登道 孝浩

こちらから讃美歌313番「この世のつとめ」を聞くことができます

 

【聖書】イザヤ書 58章9節
「あなたが呼べば主が答え あなたが叫べば 『わたしはここにいる』と言われる。」

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2月末に休校になってから3か月近くが経とうとしています。自粛生活が長く続いていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。さて今回礼拝の依頼を受け、パッと頭に浮かんだのが今回の聖書箇所でした。パッと頭に浮かんだというよりは実際に目の前にあった、と言う方が正しいかも知れません。
いま、自室の作業机の上に「ヘブンズドロップス ”Heaven’s Drops” (空色のしずく)」という名前の日めくりカレンダーがあります。これは一日一日異なる聖書箇所が選ばれ、それぞれの聖書箇所によせて「ひとこと」が書かれているカレンダーです。このカレンダーは、私が大変尊敬するある先生からいただいたものです。毎朝、自分の活動を始める前に必ずその日の「ひとこと」を確認するようにしていて、そこに紡がれている言葉は私の一日を過ごす活力になっています。クリスチャンではない私の妻も、時折私の部屋に来てはその日の「ひとこと」を確認して、自らの行動指針にしています。
今月25日の鳥居先生の礼拝で、「プレゼントそのものよりも、相手の思いのほうが嬉しい」という言葉があったと思います。私にとってこの日めくりカレンダーはそれ自体が宝物ですが、それ以上に、このカレンダーをプレゼントして下さった先生の自分に対する深い思いを感じて、感激したことを覚えています。
緊急事態宣言が全面解除されて皆さんが待ちに待った学校生活が戻りつつありますが、まだまだ予断は許しません。新型コロナウイルスは、私たちの生活のみならず考え方(価値観)や人生観さえも変えてしまいました。ともすれば「自分さえ感染しなければ、それでよい」というような自分勝手な考えに陥りがちです。そういうときだからこそ、いま一度「相手を思う」ということの大切さを認識し、実践してみてほしいと思います。

 

 

 

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