図書館から本の紹介  9月3日

2020.9.3

Soshin Jogakko

『少年と犬』馳星周  文藝春秋
直木賞受賞作として、書店に平積みされていました。
受賞したことよりも、タイトルに「犬」とついていることが気になって読んでみました。6つの章に分かれていて、いずれも主人公の「多聞」が先々で出会う人との場面が描かれています。
犬と関わりを持ったことのない方には、ぴんとこないところもあるかもしれませんが、犬と生活をしたことのある人は涙が止まらないかもしれません。
犬と人との関わりから、人間の生き様が際立って読み取れる一冊です。
人は何を求めて生きているのでしょうか。著者の馳さんの思いがつまった作品です。

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