待ちに待った……!!

2022.6.27

Soshin Jogakko

(高校三年生自然教室のキャンドルライトサービスでのお話は捜真女学校キリスト教教育Facebookでもご紹介しています。併せてご覧ください。)

待ちに待った高校3年生自然教室。

コロナの影響により実に3年ぶりの宿泊行事が無事、5月18日(水)~5月20日(金)に行われました。主題は、今年度の学年目標である “Trust in God. Be true to your best self ”(神に信頼して、最善の自己に忠実であれ)。

学年全員で2泊3日を過ごすことはできませんでしたが、「クラスを超えた繋がりをもってほしい」という高3教員一同の願いのもと、学年を出席番号の前半と後半に分け、自然教室に向かいました。

1日目は、新江ノ島水族館。可愛らしい動物、素敵な海に癒され、時間を忘れてはしゃぎました。2日目昼、後半組が到着し学年合同プログラムの時が持たれました。会いたかった友達と抱き合いながら再会を喜ぶ姿は、胸にくるものがありました。二役会が主催して行われたキャンプファイヤー、ジンギスカンダンス。疲れ果てた教員を差し置き、生徒たちは元気よく踊り続けていました。クラス対抗「物取り合戦」は、壮絶な闘い。物(教員も含まれる…)を全力で引っ張り合うみんなのあの恐ろしい姿は、今でも忘れられません。

 

お友達と楽しい時を過ごしたあとはお待ちかねの夜のプログラムです。まずは、学年教員一人一人による「ベストを尽くした経験」のお話。この機会だからこそ話すことのできた、決して簡単には語ることのできない先生方の話を、子どもたちは真剣に聞いていました。

いよいよ始まったキャンドルライトサービス。一人一人がろうそくに灯された火を見つめながら、友人の話に耳を傾けました。これまでの人生の歩みや捜真での生活を思い返し、自分の人生を重ねる。気づくと、涙を流す生徒も。夜のHRでは全員が一日の感想をシェアしました。半分の人数であったからこそ、クラス一人一人の想いを十分に分かち合うことができたのだと思います。「捜真生でよかった。」そのような声に心温まる、素敵な夜の時間となりました。

 

最後のプログラムは中島学院長による講演でした。自分の価値観が変わった経験、そして主題である「最善の自己」についてそれぞれが考えたことを、グループに分かれて話し合いました。各グループで話したことを紙に書き出し、まとめの時間ではそれをみんなで分かち合いました。自分自身、そしてお友達と真剣に向き合う、とても貴重な時間となりました。

この状況下ということで様々な不安や新しい試みがありましたが、多くの方の祈りとお支えのもと、無事にすべてが守られたことに感謝をいたします。高校3年生がこの先に待ち受けている受験シーズン。いくつもの立ちはばかる壁に、心が折れてしまうこともあるかもしれません。そのような時、あのキャンドルのように、神様は私たちの道の灯となってくださることを思い出してもらいたいです。子供たちが捜真で出会った仲間と共に自分のベストを尽くしていけるよう、心より願っています。

 

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