図書館から本の紹介 5月20日

2021.5.20

Soshin Jogakko

『神さまの貨物』ジャン=クロード·グランベール   ポプラ社

新聞の片隅に紹介されていて、“本屋大賞”受賞も気になりました。
帯に書かれていた「涙なしには読めない、人生の課題図書」が少しうさん臭く思えましたが、表紙の絵の雰囲気がなんとなく柔らかく、小ぶりでページが少ないところで、手を伸ばしました。
どこか童話のようで、雪の平野や森の奥の小屋などが目に浮かぶような描写でした。でも、登場する人たちに迫られた決断は、辛く厳しいものでした。何を決め手にして、人は右と左を選ぶのでしょうか。それは、捜真でも最も大切とされているもの。書評にはフランクルの『夜と霧』もあわせて読んでみてはどうでしょうか。とありました。涙どころか胸に刺さるような情景が印象に残りました。
『神さまの』には一体何が積まれていたのでしょうか??

Back

page top